Newsユーコープ全94店舗にて需要予測型自動発注サービスsinopsの導入が完了 ~発注時間5万時間削減のほか、値引き廃棄ロス率の改善効果も~

株式会社シノプス(本社:大阪府大阪市、代表取締役:南谷 洋志、以下「当社」)は、生活協同組合ユーコープ(本部:神奈川県横浜市、代表理事理事長:當具 伸一、以下「ユーコープ」)が運営する食品スーパーマーケット全94店舗への需要予測型自動発注サービス「sinops」の導入作業が完了し、2023年2月より稼働していることをお知らせします。

背景

ユーコープは神奈川・静岡・山梨の3県に食品スーパーマーケット94店舗を展開し、組合員数は約180万人の消費生活協同組合です。ユーコープではグロサリーカテゴリのみ自動発注システムを導入していました。しかし賞味期限が短く、売り場管理が難しいとされる日配品*1カテゴリへの自動発注システムの導入を検討されていました。そこで2021年6月より3店舗において、需要予測の精度や店舗における発注業務効率化に関する実証実験を実施。発注にかかる時間を大幅に削減しつつ、期限切れの商品を廃棄することで生じてしまう値引・廃棄ロス率の改善効果を実感いただき、全店に導入することが決定しました。この度、導入作業が完了し、2月より全店にて稼働しています。

*1 日配品:毎日店舗に配達される賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる。牛乳、乳製品、豆腐、生麺や生菓子など

導入効果

今回の導入で発注にかかわる作業時間が大幅に削減されました。グロサリー、日配部門の年間稼働時間の5万時間削減を目標にしていましたが、こちらは早期に達成し、2023年度中に10万時間の削減が実現できる見込みとなっています。日配品カテゴリでは発注システムが未導入だったこともあり、発注担当者が約3~4人だったところ、1人で発注業務が完結するようになったという声もあります。前述の2021年に実施した実証実験では、グロサリーカテゴリでは在庫金額は9.3%、日配品カテゴリでは値引・廃棄ロスは0.7%改善しています。今後もこうしたデータを定期的に収集・分析することでsinopsの導入効果を高め、作業効率や売上・利益率の向上させるための取り組みを引き続き行っていきます。

自動発注サービス「sinops」

日配品・パン・惣菜にも対応した需要予測型自動発注サービスです。幅広いカテゴリの発注を自動化することで小売業の生産性を向上させながら、値引・廃棄ロスの削減、利益率の改善などに貢献します。自動発注のほか、棚割修正をタブレット端末で行える「sinops-Pad」や売り場やバックヤードの在庫の賞味期限チェックが簡単に行える「sinops-Dcont」など幅広いサービスをラインナップしています。

生活協同組合ユーコープについて

ユーコープは「人と人とをつなぎ、生きるを支える」をビジョンに掲げ、誰もが安心して暮らせる地域づくりのために様々な取り組みを進めています。より良いものをより安く、安全・安心な商品の提供だけでなく、地域の皆さんと一緒に、平和・環境・文化・福祉などの多彩な取り組みを通じて、誰もがくらしやすい健全な社会をめざした活動と事業を行っています。

株式会社シノプスについて

株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が短く需要予測が難しいとされるカテゴリのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいております。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場(証券コード:4428)。


【お問い合わせ先】
株式会社シノプス
管理部経営企画課 広報
Email:pr-gr@sinops.jp