流通業の食品ロス削減に貢献する製品開発
当社の需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」は食品スーパーマーケットを中心に導入いただいています。
賞味期限が短く、販売計画や商品管理がむずかしいとされる日配品※1や惣菜といったカテゴリの需要予測ができることが当社の強みです。
「sinops-CLOUD 日配」では、導入企業の平均で値引き・廃棄ロスを15%削減しています。
株式会社富士キメラ総研が2023年8月8日に発刊した「2023 SX/GXによって実現するサステナビリティ/ESG支援関連市場の現状と将来展望」の「需要予測や自動発注ツールを対象とした食品ロス削減ソリューション市場」においてシェア1位(2022年度実績)を獲得しました。
今後も食品スーパーマーケットをはじめ多岐にわたる業種の値引き・廃棄ロス削減に貢献していきます。
※1 日配品: 乳製品や練り物、チルド麵といったスーパーマーケットなどの小売店に毎日配送される賞味期限が短い(生鮮食品を除く)食品の総称。 日配、デイリー食品、デイリーなどと呼ばれることもある
製品導入による環境負荷低減効果を研究する取り組み
2022年より東京都市大学と共同研究を実施しています。 2023年3月には「自動発注システムを活用した食品ロス削減の効果分析」を発表しました。
需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」導入後の事業系食品ロスによる環境負荷を月単位で定量化するとともに、sinops導入による環境負荷低減効果について明らかにすることを目的としています。
sinopsを導入いただいている株式会社東急ストアにデータをご提供いただき、分析した結果、東急ストアが運営する3店舗では、sinops導入後はsinops導入前と比べ、GHG※2総排出量が3割減少していることがわかりました。
今後も研究を進め、流通業の環境負荷軽減につながるサービスの開発を行っていきます。
※2 GHG: Greenhouse Gasの略。 温室効果ガスのことを指す
社会
労働安全衛生・メンタルヘルスに関する取り組み
健康経営宣言の策定
わたしたちは、従業員が心身ともに健康で安心して業務を遂行し、個性や能力を最大限に発揮することが企業の発展につながると考えます。 『世界中の無駄を10%削減する』というビジョン達成に向けて、会社、従業員とその家族が一体となって、健康づくりを推進します。
重点項目
制定日 2022年10月12日
株式会社シノプス
代表取締役 南谷 洋志
労働安全衛生
労働基準法及び労働安全衛生法に準じ、衛生管理に関して必要な事項を定め、従業員の健康を確保するとともに、快適な職場環境の確立を図ることを目的に、労働安全衛生管理規定を定め、衛生委員会を設置しています。 従業員の危険又は健康障害を防止するための基本となるべき対策・改善を行っています。 さらに、安全衛生委員及び産業医等による職場巡視を実施し、安全衛生上の問題点の把握・改善に取り組んでいます。
ストレスチェック
従業員の業務負荷や心理的負担の程度を把握するため、年に1回、ストレスチェックを実施しています。 高ストレス者と認められた場合は産業医等との面談を実施するほか、平時においても健康相談ができるよう、産業医及び心理カウンセラーへの相談窓口を設置しています。
ワーク・ライフ・バランスの取り組み
ハイブリッドワークの実施
生産性の向上、各従業員に合わせた柔軟な働き方を実現するため、出社と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドワークを実施しています。 多様な人材確保と離職防止の実現に向け、働きやすい環境や制度を整えています。
育児のための制度
延長は最大2回で、2歳の誕生日の前日まで可能です。
介護のための制度
2人以上の場合は10日(年間)、休暇を取得することが可能です。
ほか、介護休業制度も用意しています。
休暇制度の充実
年次有給休暇や上記以外にも、主に以下の休暇制度を設けています。
産後8週間
小売業の人手不足解消に寄与する製品開発・提供
ユーザーの人手不足解消や業務の効率化に寄与するサービスの開発・提供に注力しています。 日本は少子高齢化が進行しており、多くの業界で人手不足が深刻化しています。 需要予測型の自動発注サービス「sinops」の主力ユーザーである小売業においても、人手不足を重要な課題として挙げる企業が多いです。 sinopsを導入することで、担当者の経験や勘に頼っていた需要予測と在庫管理を効率的にシステム化できます。 これらの発注業務に費やしていた時間を大幅に削減し、人にしかできない業務に集中することで、より付加価値の高い店舗運営を可能にします。