News棚卸サービスのエイジスと業務提携開始のお知らせ

株式会社シノプス(大阪府大阪市 代表取締役:南谷洋志、以下「当社」)と株式会社エイジス(千葉県千葉市 代表取締役社長:齋藤昭生、以下「エイジス」)は、小売業の棚卸から発注まで全てを自動化するワンストップ自動発注サービス「sinops-BPO」の提供を目的として、業務提携することをお知らせいたします。

< 業務提携に至る背景 >
現在、小売業は深刻な人手不足に悩まされており、多くの企業がセルフレジやAIの導入を検討しております。さらに近年注目されている食品ロス削減といった社会問題への解決にも取り組む必要に迫られ、非常に厳しい経営環境となっております。
当社では、需要予測型自動発注システム「sinops-R」を導入していただいたお客様の「発注に関する業務」を最大で10分の1にすることで、人手不足の解消に貢献しております。また、賞味期限が短い日配食品から高価格かつ低回転率(月に数個しか売れない)商品といった幅広い範囲で高精度な需要予測を提供することで、値引ロス・廃棄ロスを平均で9.4%削減し、食品ロスにも効果を上げてまいりました。

しかし、「sinops-R」の効果を最大限に引き出すためには需要予測の基となるデータ(システム上の在庫数と店頭での在庫数の一致度や賞味期限データなど)の精度を高く維持することが必須となります。そこで、小売業の人手不足問題をより効果的に解決するサービス提供を実現するため、棚卸サービスで国内シェアトップのエイジスとの業務提携に至りました。

< 2社の強みを組み合わせ、小売業の100%自動発注を目指す >
当社の需要予測型自動発注システム「sinops-R」は、需要予測の基となるインプットデータが正しければ正しいほど、自動発注効果=小売業の生産性向上・ロス削減効果が高まります。また、エイジスは小売店舗の「棚卸代行」や商品補充・陳列といった店頭作業の「リテイルサポートサービス」を主力事業とし、「sinops-R」の需要予測の基となる精度の高い棚卸サービスを提供しています。

このような2社の強みを組み合わせ、次のような効果を目指します。

①自動発注サービスと店頭作業を一体化した新サービスを開発することで、小売業の100%自動発注、その先に流通業界のデマンドチェーン全体最適に貢献できる新たな価値の創出。

②正確な商品の在庫数・陳列位置・賞味期限情報データの収集と、高度な需要予測などを通じた「在庫の最適化」、それにともなう「作業量の最適化」を通じ、人手不足の解消とロス削減の同時実現。

③ITと人的リソースを組み合わせた定期巡回型の賞味期限チェックによる食品ロスの削減。

現在は、当社の賞味期限チェックアプリ「sinops-Dcont」をエイジスと提携してサービス提供しております。今回の業務提携を機に、最終的には小売業の100%自動発注の実現を目指してまいります。