Newsエバグリーン廣甚に「sinops-CLOUD」を提供開始

和歌山でスーパー・ドラッグストアを展開するエバグリーン廣甚に自動発注システム「sinops-CLOUD」を提供開始

~店舗だけでなく物流センターの改善効果も期待~

株式会社シノプス(本社:大阪府大阪市、代表取締役:南谷 洋志、以下「当社」)は、和歌山県をはじめとする関西地方でスーパーマーケットやドラッグストアを展開するエバグリーン廣甚株式会社(和歌山県有田郡、代表取締役社長:米原 まき)に需要予測・自動発注サービス「sinops-CLOUD」の提供を開始いたしました。

「sinops-CLOUD」サービスサイト: https://www.cloud.sinops.jp

背景・目的

 エバグリーン廣甚は、生鮮食品スーパー「スーパーエバグリーン」やドラッグストア「エバグリーン」などを、和歌山県をはじめとする関西地方で45店舗展開しています。年間4万点以上の商品を取り扱っている同社の店舗では、Sell one Buy one(セルワン・バイワン)方式と呼ばれる売れた数だけ補充する定量発注を行っていました。賞味期限が短く、毎日発注業務が発生する日配食品※1に関しては手作業で発注を行っており、発注作業だけで1 日約6時間かかっていました。さらに同社は地方への出店も積極的に行っており、人材確保の問題も抱えていました。
 そこで、発注作業の削減や省人化を実現するために自動発注(発注支援)システム導入の検討を開始されました。同社は自社の物流センターの建設も検討されており、店舗での発注作業の効率化だけでなく物流改善も実現できる点が決め手となり、当社のsinops-CLOUDが採用されました。日配食品、パン、グロサリ※2、雑貨、医薬品を対象にスーパーマーケット21店舗、ドラッグストア24店舗で導入・稼働予定です。

※1日配食品:毎日店舗に配達される賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる。牛乳、乳製品、豆腐など
※2 グロサリ:調味料、缶詰、ペットボトル飲料、お酒、お菓子、乾物などの加工済み・常温で販売できる商品のほか、トイレットペーパー、洗剤などの日用雑貨

今後の展開

舗では惣菜カテゴリへの展開も視野に入れています。その他、sinopsが計算した店舗の需要情報や在庫情報を、エバグリーン廣甚が新設予定の物流センターとの連携も計画しています。需要予測型のsinops-CLOUDを活用すれば、物流センターの過剰在庫の抑制や配送効率の改善ができ、同等の面積のセンターでも取り扱えるカテゴリやSKU※3を増やせます。今後新設する物流センターの規模を適正化することも可能です。

※3 Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)の略。受発注・在庫管理を行うときの、最小の管理単位

sinops-CLOUDについて

「sinops-CLOUD」は、流通業向けのさまざまなAI サービスを1カテゴリ・1機能・1店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で利用できる完全クラウドサービスです。

「sinops-CLOUD」サービスサイト: https://www.cloud.sinops.jp

CLOUDシステム構成

エバグリーン廣甚株式会社について

エバグリーン廣甚は、1885年の廣岡商店創設以来、スーパーマーケットやドラッグストアを中心に小売店を拡大。仕入れや加工のノウハウを活かして運営する飲食店など、和歌山や奈良、大阪南部に幅広く展開しています。薬や雑貨、化粧品、食品など豊富な品揃えの大型ドラッグストアの「エバグリーン」では、ドライブスルーの調剤薬局を併設するなど、ユニークな店舗も運営する地域密着型企業です。

株式会社シノプスについて

株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、流通業向け自動発注・在庫最適化ソリューション「sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース市場上場(証券コード:4428)。

■本件に関するお問い合わせ

株式会社シノプス 管理部 経営企画室
Email: ir@sinops.jp
お問い合わせフォーム: https://www.sinops.jp/contacts